「レジェンド -狂気の美学-」

ようやく観ました!!!

トム・ハーディ一人二役しちゃってる映画「レジェンド -狂気の美学-」。

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1960年代、ロンドンに実在したギャング兄弟「クレイ兄弟」のお話です。

狂気の美学でしょ?狂気の美学って邦題ついてるし、唯一のロンドンに実在したギャングということだし、なんせあのトム・ハーディだからとんだクレイジーなギャング映画になってるだろう、と期待しました。みんな、したよね?でも…これ…恋愛映画では?

恋愛要素強すぎて、なにが狂気の美学じゃって感じ。変なタイトルつけないでほしい。まあ、しょうがない。

 

トム・ハーディファン以外、観ててもつまらないと思った。

わたしは「ドット・ジ・アイ」観た時から彼の胡散臭い笑顔に惹かれてるので、たまらなかったけど。

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若い!

 

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今回のトム・ハーディ

上が兄貴のレジー。

頭も顔もよくて、強くて、カリスマ的な兄ちゃん。部下の妹と恋に落ちる。映画も、そこから始まるみたいなもん。わたしも恋に落ちそう。

 

下が弟のロン。

強いけど、兄貴と違って頭はよくない。色々やらかして兄貴に迷惑かけてる。

母親ですら、兄貴に対して「ハンサムね」なんて弟の前で褒めてたから気の毒。片方の前で言うべきじゃない。そんな母親も「あの子(弟のロン)がなにしてもあんたの片割れでしょ?」っていう。母親が兄のレジーに羊水の水を分け合った兄弟の絆なんて教えなかったら、クレイ兄弟の歴史は変わっていたかな。

 

弟はなにも考えずに すぐ暴力に走る。ホモ扱いだったけど、実際のロンはバイセクシャルだったとか。愛してた女性がいたらしい。

あとそんなロンの愛人?役で「キングスマン」で有名になったタロン・エガートンが出てる。

若くて、ガハガハ笑ってて可愛い役だった。

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この映画の重要人物を演じるエミリー・ブラウニング。兄のレジーと恋に落ちるヒロイン、フランシス。

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(「ゴット・ヘルプ・ザ・ガール」ヨカッタネ!)

レジーに堅気になってほしいフランシスと、置いてかれる不安を感じた弟のロン。

結婚したけど、約束も守らず帰ってこない旦那と、クレイジーな弟と、紅茶も入れられないのね。なんて嫌味を言うイジワルな姑のせいで、この彼女も、だんだん壊れていく。

 フランシスの母親と兄貴が可哀想で、たまらない。

 

 

しかしまあ、この男が演じたらなんでも素敵に思えちゃう。DV男でも、好きになっちゃうよ…。

見事に2人の役を使い分けてた。さすがとしか言いようがない。

 

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 レジーはジャケットのボタンを開けてることに対して、ロンはきちんとボタンを閉めてるところも2人の違いを表してる感じで◎。

 

 

 

あとこの映画、わりとコミカルに描かれててそこもいい。

暴力シーンでも、タマはやめろ…とか。わたしもタマ触りたい。触らせて。 兄弟喧嘩のシーン、良かったなあ。なんなん。

 

それに某映画を超える名シーンが出ました。

窓を開けたら…ね。あのティム・バートンの名作より感動しちゃう。

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お花だらけより、トム・ハーディが笑顔でたってるだけで、満足!!!だれか早く、窓に小石を投げて、ロミオとジュリエットごっこをしよう。

 

 

最後の最後で、ロンがフランシスに優しくしてたのがなあ。 

 

 クレイ兄弟には、悪いことをしてきたのでそれなりの最期だと思うけど、彼女は気の毒だな。うーん。

 

これ以上書いたらネタバレになりそうだからこの辺で。

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実際のクレイ兄弟とフランシスだそう。

クレイ兄弟の生い立ちを描いた映画、あるらしいので観たかったけどビデオテープしかなかったからどうしよう状態。

この作品だけじゃ、中途半端だなあ。

 

とりあえずコレはあとで見直す映画リストに追加っと。また観たい。

 

現代だと、legendだけだし、なんでこんな邦題付けんのかな でもサブタイトルつけなきゃ人々の気を引かないのか。ただでさえ映画離れらしいし。

レジェンドだけだったら、葛西紀明ですか?ってなるし。

邦題が素晴らしい映画について語りたくなってきた…。